病院・クリニックのWebサイト(ホームページ)で閲覧されるページ TOP5
豊富なデータ・経験値を基に、医療機関のWebサイトで多く閲覧されるページをランキング形式でご紹介します。
アクセスの集中するページの改善は、より大きな効果を生み出す投資対効果の高いリニューアルポイントとなりますので、改善の際に気を付けるべきポイントも挙げさせていただきます。ぜひ参考にしてください。
第5位 採用情報
医療従事者が閲覧するページとなります。病院ホームページは主に患者・ご家族向けです。職場としての魅力を伝えるには、個別に「医師・研修医採用サイト」「看護師募集サイト」を専門につくると効果的な場合があります。
サイトフォーメーションや情報構造の整理をした上で、このような専門サイトの構築を検討すべきと考えます。
気を付けるべきポイント
- 募集要項を公表している
- 連絡窓口が記載してある
- 採用選考フローの全体像が記載してある
- 現在のスタッフの声・姿の分かるコンテンツ
- 現在募集中なのかどうかのステータスのON/OFFが調整できる
第4位 外来・入院/入所のご案内(ご利用の流れ)
初診の患者さんが閲覧されているページになります。"受診はどのような流れなのか"、"受付はわかりやすいのか”など受診前に確認したい方が閲覧されています。
コンテンツ・機能を不足なく拡充することで、来院後の手続きの簡略化・事務スタッフの業務時間の短縮が望めます。
気を付けるべきポイント
- 持ち物(事前に記入・取得の必要な書類など)がわかりやすく記載されている
- Web問診/問診票ダウンロードの機能がある
- 受付時間、お問合せ電話番号などの情報が見やすい
- 会計時の支払い方法(現金以外にクレジットカードなどの手段があるかどうか)、ATMなどの決済情報が同じページに記載してある
- 後払い決済機能/銀行自動引き落とし決済機能を導入された施設の場合、その手続きを来院前に終える導線を設置している
第3位 交通案内・アクセス・地図
患者・ご家族以外に、面会の方や就職希望者、取引されている業者の方などもご覧になるページです。
障がいのある方や高齢の方、介護タクシーなどで移動される方など様々な事由で掲載された情報では不十分なケースや、海外の方や他言語を使用される方では駐車場の扱いが分からず指定された駐車スペースに停められずにトラブル発生のリスクのあるケースもあります。
どのような方であっても来院・受診できるよう、Webサイト(ホームページ)閲覧時の体験から来院・退院までを総合的にとらえられたバリアフリーな表現が求められます。
気を付けるべきポイント
- 公共交通機関、車・タクシー、徒歩での所要時間が記載してある
駐車場の福祉車両ゾーンの有無が記載してある
駐車場料金表が記載してある
- デバイス対応(レスポンシブデザイン)
- 多言語対応
- Webアクセシビリティ対応(読み上げ機能、コントラスト・文字サイズ調整機能など)
第2位 院長・スタッフ紹介
どんな先生がいるのか、どんな理念の医療を提供しているのか…といったブランディングにもっとも影響を及ぼす内容になります。
一方で、スタッフの個人情報や就労時の安全を守るために(例:スタッフの個人情報漏洩、ストーカー被害の予防など)、情報を絞って掲出すべきところもあろうかと思います。たとえば氏名をイニシャルにしたり、顔写真ではなくイラストにしたり・・・といった工夫も考えられます。
このあたりは組織内で合意を得て、独自のプライバシーポリシーを設定することが望ましいと考えます。
気を付けるべきポイント
- 経歴・資格・担当診療科が記載してある
- 各スタッフの担当診療メニューの「予約する」ボタンへのリンク導線が設置されている
- 定められた就労規則、個人情報保護方針・プライバシーポリシーに準ずる仕様になっている
第1位 外来診療表
初診・再診問わず、患者・ご家族の方が閲覧される機会が一番多いのがこの情報になります。
いつ、だれが診療しているのかの予定を、曜日・時間帯ごとに向こう数カ月先の予定まで掲出しておくと患者視点で望ましいと考えます。また、どのような先生・スタッフがいるのかが分かるようなコンテンツや当該コンテンツへのリンク設置もあると尚良いです。
気を付けるべきポイント
- トップページから外来診療表のページを閲覧する導線がわかりやすい
- 一覧性・全体観を持った見せ方になっている
- (PC/スマートフォンなど)デバイスごとの見やすさが保持されている
- 常に最新の情報になっている、最新情報にするための運用フロー/CMS操作ガイドラインが確立されている
- 「予約する」ボタン/「院長・スタッフ紹介」へのリンク導線が設置されている
じっさいに、どのようなところから手を付けるべきか、そもそも全体的にリニューアルした方がいいのか・・・というところが気になる方、ご興味がありましたらぜひお声がけください。御社・貴院〝ならでは〟のWebサイト(ホームページ)の考え方を組み上げていきましょう。
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